カテゴリー別アーカイブ: 平和運動

被爆69年、雨の広島

今朝は、日南町でも集中豪雨による洪水や土砂災害の警報が発令された。
原爆投下から69年目となる広島も43年ぶりの雨ということ。

式典の模様をNHKで見ていたら、アナウンサーが、「安倍首相は、集団的自衛権の行使により日本の安全がより高まる」と、解釈改憲の中身を勝手に解釈して流していて驚いた。せめて「国民の間には不安や疑問の声、理解できないという声があります」ぐらいはアナウンスしてもいいのに、異常である。

広島市長も首相も、憲法九条と集団的自衛権については一言も触れられなかったのはなぜだろうかと疑問に感じたのは、私だけではないはず。

平和公園には、折り鶴を捧げる一角があるが、先にわたしたちが日野郡内で協力していただいた折り鶴、3,000羽も捧げられていたと思う。
核廃絶の署名は、秋の国連総会に提出することになっている。
テレビ画面に映っていた折り鶴による「平和」の文字が軍靴により踏みつけにならないよう運動を続けなければならないと、雨の広島での式典を見聞きしながら感じた。

「天体の植民地」は、「米軍の植民地」か

きのうは、在日米軍の低空飛行訓練の実態調査のために日南町を訪れた日本共産党の衆院議員・塩川鉄也さんらとともに、増原日南町長と懇談しました。

詳しくは、こちら⇒塩川議員のホームページの活動記録に載っています。

この写真をよく見てほしい。増原町長の後ろに掲げてある、日南町ゆかりの文豪・井上靖氏の写真と直筆の文章だ。

井上靖は、妻と子ども4人を疎開させていた日南町福栄のことを、「ここ中国山地の稜線 天体の植民地」と記念碑の碑文に記しているし、生前は、「世界平和アピール7人委員会」のメンバーでもあった。

その日南町は、米軍岩国基地から飛来する戦闘機の低空飛行訓練で爆音におののいているのだ。

平和で美しい「天体の植民地」が、「米軍のあるいは米国の植民地」化されることを拒否する日々なのである。

わたしの家の前から、大倉山を撮影されている塩川議員。
今後の国会での論戦で、「天体あるいは星の植民地」の声を届けてくださることでしょう。

歩こ歩こ、みんな元気の「国民平和大行進」日野郡コース

毎年7月19日は、核兵器の廃絶を求めて「国民平和大行進」日野郡コースの日である。
日南町役場で出発式。

日南町長の増原 聡さん、日南町議会議長の村上正広さんに激励のご挨拶をいただく。
町長も議長も、「核兵器廃絶の運動の継続が力になる」と、「おりしも参院選挙期間中であるが、若い人たちには政治をしっかり考えてほしい」と。

今年でこのコースは、13年目となる。
毎年15人から20人の参加だが、今年は去年より少ないのは、高齢化のせい?
若い人にしっかり引き継ぎたい。

日野町役場では、山本教育長さんが庁舎内で景山町長のメッセージを代読され、職員のみなさんと一緒に聞いた。
「すみやかな核兵器の廃絶を」の国連NPT再検討会議の決議を紹介されていた。

終着は、江府町役場。
議長、副議長さんに激励され、解散は、行進者で最高齢の宇田川さんのあいさつで。
宇田川さんは、この日野郡コースの実行委員長を長くされていた。

平和行進も参院選挙も大暑のなか。
核兵器ノー
原発のノー
何よりも改憲ノーの声を挙げていきたいと帰路につぶやいた。

声に出して読んでみる、自分の言葉に置き換えて日本国憲法

読めばよむほどに、化けの皮がはがれてきている自民党の改憲草案が、国民から支持されなくなっているので、参院選を前にして「改憲の改憲で書き直そうか、もう一度」という動きになっていると伝えられてはいる。

もとより自民党は、1955年の結党以来何度も「改憲案」を出しては引っ込め引っ込めては出しているから、今に始まったことではない。

9条を変えたいがために96条を変えようというのだから、ほとんど信用されなくなっている。

国会、両院の3分の2の賛同が得られないような案なら最初から出すなって言いたい。

ということで、「九条の会・にちなん」が、鳥取県内の「九条の会」と連名で、参院選告示前にチラシを新聞折り込みしたのが、今朝のこと。

裏面には、憲法前文と、9条、96条や、6月23日の沖縄慰霊の日で朗読された詩も載せてある。

憲法前文を、小学校1年生の安里有生(あさと・ゆうき)くんが、自分で読み解いたのではなく、戦争と平和、沖縄のことを考えていたら、自然に憲法前文のような詩になったのだろうと感じた。

冷蔵庫のドアに貼っておいて、繰り返し読み直そうと思う、自分の言葉で。


九条の会・にちなん2013.7.2ビラ

「九条の会・にちなん」が、あたりまえのビラを新聞折り込みします

「九条の会・にちなん」は、6月14日に設立されたのですが、
昨年から、「日本を取り戻」したい軍団が、世界に恥じる軍団(維新)とともに「国防軍」を創って戦争ができる国にしたいみたいだから、
参院選告示前にビラを新聞折り込みすることになりました。

こちら⇒九条の会・にちなんビラ「この国を戦争する国にはしたくありません」(PDFファイル)

多くの人と自然に励まされて、平和行進

今年の平和行進は、25歳の青年から89歳の元気おじいさんまでの幅広い参加でした。

出発点である日南町役場庁舎前では、増原町長、村上議長の激励をいただいての出発式。

核兵器、原発、オスプレイ配備計画など、焦眉の問題についてのお話があり、どの問題も根っこは同じではないのかなぁ、と感じたのは私だけではなかったみたいです。

かつてない多くの職員のみなさんにも参加していただきました。

横断幕を手に先頭を行進するのは、今年初めて参加のI青年。8月4日から6日まで広島で開かれる「原水爆禁止世界大会」にも参加することになっています。

日野郡コースは、今年で11回目になります。最初の2回は、溝口まで歩いていたのですが、市町村合併により日南町、日野町、江府町の3町を行進することになりました。

日野町役場では、景山町長の激励を受ける。

「戦前なら、尖閣諸島の領有権で武力衝突が起きても不思議ではないが、戦争の放棄という憲法を持つことの意義」を話された。

みんなで、記念撮影。どうもカメラが、レンズがへんで写りが悪い。

無事、熱中症で倒れる人は無く、江府町役場に到着。

総務課長さん、議長さんの挨拶でお開きとなる。

きょうは、平和行進

毎年、7月19日は核兵器のない世界をめざして歩く平和行進の日。

2002年から日野郡コースを始めた。今年で11年目となる。

今年の世界大会も日南町から青年が参加することになっている。

折鶴もたくさんの人に折っていただいた。

署名は、秋の国連総会に提出される。

福島原発事故から1年4ヶ月。5月5日には国内の全ての原発が停止したのであるが、大飯原発が再稼動された。今年の平和行進では、再稼動反対も訴えて歩くことになる。

核兵器と原発のこと

東日本大震災から9ヶ月、原発事故がもたらした事態をどう乗り越えていくのかについて、安斎育郎さんがお話されます。

師走の忙しい時期ですが、私たちができることをご一緒に学び考えてみましょう。

米子九条の会・講演会チラシ⇒http://946y.sakura.ne.jp/wp-content/uploads/2011/12/File0206.pdf

一歩ずつ、平和大行進

毎年7月19日に行っている、原水爆禁止国民平和大行進「日野郡コース」。この時期は、梅雨明けと重なるので気になるのは雨。

自動車の後ろにつるしてある鶴は、いのちの重みを、平和への願いを込めた一万羽。いつも行進の際に届けてくださる。

出発式は、日南町役場。増原日南町長さまと福原議長さまに激励のあいさつと新鮮搾りたてのトマトジュースを差し入れにいただいて行進スタート。

沿道の人や通り過ぎる自動車からも手を振って激励していただいた。

昼休憩は、黒坂公民館。

日野町役場では、景山日野町長さまと、山本教育長さまが歓迎の出迎えと、「核兵器も戦争もない世界を」のごあいさつ。

いつも、午後4時ごろに夕立に遭うのだが、きのうは降られず、無事江府町役場まで行進をすることができました。

今年8月4から6日まで広島で開催される「原水爆禁止世界大会」に、日野郡から代表を送ることにしています。

一歩ずつ被爆65年を、戦後65年を、それぞれに思いを馳せながらの行進でした。