2008/9/3 水曜日

それぞれの元気

カテゴリー: その他 — 久代 安敏 @ 9:26:00

鳥取県で合併せずに単独自立を選択した九つの自治体が日南町を会場にサミットを開いた。「元気サミットin日南」という企画でテーマは、『高齢化の中での保健・福祉・医療行政のあり方』。

日南病院の高見院長は、基調講演で高齢化率45%の日南町で日南病院が黒字経営をつづけることができた理由について行政・病院・住民が総力戦で地域コミュニティーとセイフティネットをはりめぐらしているからだ、と自治体病院本来のあり方について話され、参加者に共感を呼んでいた。日南病院の経営理念は、ホームページがいいです。

日南病院公式ホームページ

つづいて県内9市町村の首長がパネラーとなり、それぞれの取り組みが報告された。わたしがもっとも印象深かったのは、寺谷智頭町長の「単独を選んだからここまできめこまかい施策ができる。広域合併した自治体ではできない」との発言。

どの自治体の長も地域コミュニティーの崩壊を憂慮していられたが、わたしはそんなに悲観していない。そもそも地域・集落のつながりが弱くなったのは人口の絶対数が大幅に減少したことにに起因しているからだ。たとえば来年から校区にあった小学校というコミュニティーが消える。すでに農協や郵便局なども縮小されている。つまり、地域コミュニティーの根幹の部分が崩壊せざるを得ない状況に追い込まれているのだ。ここに農村・農業・食糧をないがしろにしてきた政治の責任がある。自由競争になじまないことをもっと認識すべきだ。

また地域コミュニティーを後期高齢者医療制度が医療保険で世代間を分断した。このことについてはどの市町村長も語らなかったのがちょつと残念。これだけ大問題になっているのに…。

どれだけ高齢化がすすもうと人口が減少しようと悲観してはいけない。ここに生きている人がいる限りきっと今より過去よりいいコミュニティーを創出することができると希望を持つことからはじめよう。そんな感想を抱いた日でした。

9/1 元気サミットin日南 9/1パネルディスカッション

(自立を目指す市町村元気サミットの構成市町村は、 境港市・岩美町・若桜町・智頭町・三朝町・日吉津村・江府町・日野町・日南町)

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