「定年退職」で6,000万円の退職金を支払うおとがめなしの防衛省の戦略

 更迭された田母神・元航空幕僚長が国会の参院の参考人招致で「日本の侵略戦争は、濡れ衣」との論文そのままの発言をした。

  氏は、「戦後レジームからの脱却」と叫んだ安倍元首相に任命されていた航空自衛隊のトップ。この発言は、「靖国」派が「先の大戦は侵略戦争ではなく、アジア開放のための正義の戦争だった」というのと瓜二つである。

 しかも氏を更迭しながら「定年退職」あつかいにして退職金6,000万円支払うとのこと。防衛省・政府が、日本の歴史や世界史まで改ざんして再び「戦争」への道を突き進もうとしている戦略が透けて見えることになった。