時の首相の国語力と言葉の「品格」が話題になった1年であったが、漢字一字で今年一年を表現するというのもまた楽しいものだ。
日本漢字能力検定協会(京都)が毎年公募して選ばれた今年の漢字は「変」。
そういえばわたしも今年はこの漢字「変」をよく使ったように思う。
独断専行型の現職町長のことを、「『自分の言うことを聞かないのは、けしからん』それって変じゃない町長さん」は、ある町の町長選挙のキャッチコピーになったし、なんとか町政の流れを変えようとか、わたしは変えます、とかを多用した。
オバマ氏の「チェンジ」を意識したわけではないが、たまたまアメリカ大統領選とかぶっただけである。
ちなみに日本共産党の「政治の中身を変える」の訴えも共鳴したのではあるまいか、とも感じる年でした。
言葉が漢字が国語が、たった一文字で歴史を表現する、とてもすばらしいことだと思う。ただし「想像力」の下地が貧困であれば変な袋小路や闇の中へ進むのだが…。
激「変」の時代の幕開け、となりますように!
きっと変りますよ、09年は。