TPPが分水嶺?

にちなん地域しんぶん「まち」というのを作っていたので、国会のテレビは音声だけだったが、菅首相がTPP参加は日本の経済の「分水嶺」だと意気込んでいた。

ほう、言うじゃないか。だけど、「分水嶺」っていう比喩は果たしてどうなんだろうか。

環太平洋だからTrans-Pacific PartnershipのPだから菅さんの頭の中は太平洋のことしか、日本海や瀬戸内海や南シナ海などのことはさらさらないのだろうけれども、「分水嶺」ってフツウは山にあるのだけれど、山の多い農村地帯のことなんてほとんど菅さんの頭の中は空っぽなんだろうな、そういえば空き缶内閣などと揶揄していたけれど、わたしは、そこまでは言わないと決めていたけれど、ことTPPについては、輸出大企業のボロもうけのために貿易の完全自由化というどしゃ降りの雨が分水嶺から洪水となって流れることを夢見ているようで許せないのだ。

で、農林水産業の方に流れる水は、地域経済崩壊の大災害を引き起こすということになる。

そこで、にちなん地域しんぶん「まち」NO.51(PDF)を作成しました。