落書きは、青空へ

わたしの町でも全然つまらない落書きが、年に一度ぐらい公衆トイレに書かれる。
書かれた言葉は、「部落」とか「同和」というもの。
ただそれだけを男性トイレに書いてある。
過日も、伯備線「生山駅」と「上石見駅」の男性トイレで発見されたと役場から報告があった。

鉛筆で書かれたものなので、すぐに消されるのであるが、書かれている言葉から「差別事件」へと発展していく。

仮にわたしが第一発見者だったら近くの本条書店にでも消しゴムを買いに行ってすぐに消すのだけれど、今回もまた第一発見者は、日南町役場に通報したみたいだ。

町内に組織されている部落解放同盟の支部の役員から、「差別事件が後をたたないから議員としてもしっかりと対応して欲しい」という趣旨の申し入れがあったと、議長からの報告もあったのだけれど、どうもわたしはスッキリしない。

つまり、この言葉そのものは、「差別」でもなんでもない語句だからである。

ただし、公衆トイレの壁に書く事そのものが法律でいうところの「器物損壊」だから、このトイレの所有者である日南町が被害者であることは間違いない。

ところで、最近では「落書き」そのものが激減しているようにも感じている。
ただし、ネット上ではいろいろあるみたいだけど…。

その昔若かりし頃、わたしも新雪が降れば雪に好きな人の名前や相合傘を書いたりしたものだが、今では…

青空に向かって落書きすることにしている。

たとえば八月の青空には、「平和」とか
たとえば二月の青空には、「冬来りなば春遠からじ」とか、

落書きは、青空へ」への2件のフィードバック

  1. 大森正治

    「差別落書き」ね、これが。これによって、部落差別は根強く残っているという証拠に…それによって、鳥取県内の自治体は同和行政の必要性を説く。そのうち、大山町内でもまた出てくるかも。
    だれが書いたかわからない落書き。自作自演はいくらでもできる。
    落書きを見つけた者が、すぐに役場へ連絡とはね…  真実を追うのもあほらしい気がしますね。

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