TPP安倍暴走内閣を許さない

TPP交渉参加に向けて、日米の事前協議で合意したらしいのだが、すべてアメリカ案の丸呑みだ。

事前協議ひとつ見ても、安倍内閣にとっての「国益」とは、日米の大企業の利益を増殖するだけであることは明白。

安倍首相は、「TPPは経済的メリットに加え、同盟国の米国をはじめ、自由、民主主義、法の支配といった普遍的価値を共有する国々とのルールづくりであり、安全保障上の大きな意義がある」と述べた。

この言葉は丁寧に読み解かないと騙される。

つまり、「TPPは、輸出入で儲かる日米の大企業がさらに儲けをふくらまし、日米軍事同盟をさらに強固にしながら、日本の国内法よりアメリカの法律を優先することの自由を共有するルールづくりであり、食糧自給率の低い日本が、イザという時にいつでも確保できるようにするための食糧安保でもある」という感じだ。

事前交渉も、本交渉も秘密裏に行われるTPPを、よくもまぁ「自由、民主主義、法の支配といった普遍的価値を共有する国々」と何の恥じらいもなく述べたものだ。安倍さんらしいが…。