「桃太郎」は、日南町特産のトマト

今日は午前、日南町特産のトマトの出荷式が選果場であり日南町議会を代表してあいさつをしました。

日南町で販売用のトマト栽培が始まって42年になる。
次の資料のように、かつては2億円近い売り上げがあったが、
現在では1億円余りに減少している。

いい土、いい水、いい空気のもとで栽培される日南トマトは、どこの市場でも高い人気になっているのだが、その需要に生産が追いついていないのが現実。
ここ数年、日南町が始めた農業研修制度で新規にトマトを生産する青年が増えてきてはいるが、高齢によりリタイヤされる農家もある。

わたしは、「生産者のすそ野が広がるような、いま栽培していられるみなさんが増反できるような支援制度を充実する必要がある」というような趣旨であいさつした。

4月からの消費税増税、燃料など生産資材の高騰がつづくなかで、販売金額が伸びなければトマト農家は経営が苦しくなるばかりである。もちろんトマトだけでない。白ネギやピーマン、ホウレンソウ、ブロッコリーなどの野菜や、コメもだ。

安倍政権の数ある暴走のひとつにTPPがある。きょうは、このことについて話さなかったけれど、あの「骨太」とかいう経済対策を読めば、交渉の着地点がどこになるのか一目瞭然である。

最後に、「出荷式」をにぎやかにしたいと、次のような歌を即興アカペラで歌いました。

トマトはトマト

上から読んでも下から読んでも
トマトはトマト
上から下までみんな完熟トマトマト
桃じゃないのに桃太郎
日南トマトで鬼退治
日南トマトで大儲け