カテゴリー別アーカイブ: 平和運動

「イラク派遣は違憲だ」の勝利

きのうの名古屋高裁の判決は画期的だ。自衛隊のイラク派兵に対しては、全国で集団訴訟が起こされてきたが初めて「憲法違反」と断じた。

だいたい、日本の自衛隊員を含めて武装した多国籍軍が街にいるだけで「戦闘地域」になると思うから、当然といえば当然の判決だ。

憲法9条をもつ日本にできることは、イラクからすべての国の軍隊を撤退するよう国際社会にはたらきかけることと、イラク国民の暮らしの安定のために民生での協力をおしまないことだ。

5月3日の憲法記念日を前に、希望の判決に拍手したい。

 

劇作家・井上ひさし氏が8月9日、米子「九条の会」に

ことし夏、8月9日に「九条の会」の呼びかけ人のひとりである劇作家の井上ひさし氏が米子に来られて講演会が開かれるとのこと。

そこでわたしなりに井上ひさしを紹介する文章を書いてみた。

                『井上ひさしを読んで観て』  

  「九条の会」の種が蒔かれて4年目にしてやっと日野川源流の町、日南町にも準備会ではあるが、「九条の会」が発芽した。 

 この種は、病害虫に強く耐冷性に優れているし、地球上のどこの土地にも相性が良いと試験場の太鼓判が押してある。

 この豊作の種を共同開発した九人のメンバーの一人でいられる井上ひさし氏の『イーハトーブの劇列車』 に乗って『吉里吉里人』と対話すれば、日本がほんとうの独立国家になって農業をしながら平和に安心して暮らせる未来が来ると希望を抱く。

 そして、「すばる」2008年5月号の世界PENフォーラム「災害と文化」よりに書き下ろされた朗読劇『少年口伝隊一九四五』や『父と暮せば』で原爆の災禍を知れば『子どもにつたえる日本国憲法』を読み直してみようと思う。

 8月9日の講演を前に、井上ひさし作品の文学的準備体操をはじめよう。

                                                                          

4月19日に、境港九条の会が講演会

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4月19日に境港九条の会が、境港市文化ホールでイラク支援ボランティアの高遠菜穂子さんを招いて講演会を開く。イラク戦争から5年、イラクの現実についてマスコミで報道されていない生の声を聞きにでかけませんか。

お話される高遠さんは、1970年北海道出身。30歳を機にインドのマザーテレサの施設や孤児院、タイ、カンボジアのエイズホスピスに参加。2003年5月1日に戦火広がるイラクに入国。NGOとともに病院調査、医薬品運搬、学校再建、路上生活する子どもたちの自立支援に取り組む。2004年4月、ファルージャ近郊でイラクの抵抗勢力に拘束されるが、その後イラク支援活動を再開し、「ファルージャ再建プロジェクト」を現地スタッフとともにすすめていられます。

 

 

 

 

そもそも憲法とはなんなのだ

来る2月23日(土)に、「九条の会・にちなん準備会」が第2回目の学習会を開かれます。憲法を読めば読むほど憲法を守るべき人たちが、遵守していないのでは、ということが見えてくる。今回は、戦争体験者のお話も予定されています。

  • わかりやすい憲法の話し 講師・浜田章作さん
  • 2月23日(土)午後1時半から
  • 日南町総合文化センター 多目的ホール
  • 主催 九条の会・にちなん準備会

わかりやすい憲法の話し 講師・浜田章作さん 2月23日(土)午後1時半 町総合文化センター

ご案内 >> 2月23日(土)午後1時半 わかりやすい憲法の話し 講師・浜田章作さん 町総合文化センター PDE417KB

徹底した非軍事を

 北朝鮮に対する国連の制裁決議にもとづき徹底した非軍事行動で外交努力がなされているときに、日本が核兵器の「保有について議論する」(麻生外相)なんてとんでもないこと。それこそ北朝鮮に核開発の口実を与えるようなものであり、断じて許せない。

 まさに日本のアジア外交の力が試されている。 誠実に安保理決議の実行を日本政府に求めたい