総選挙中の12月定例会

今日から12月定例会が始まる。会期は、14日までと短期間ではあるが、衆院選挙と重なって、てんやわんやである。

日南町議会議員を務めて13年目になるのだが、定例議会が国政選挙と重なったのは初めてだ。だから、国政との関係についても質問事項には入れている。

今日12月11日は、3.11震災からちょうど1年9ヶ月の日でもある。遅々として進まない復興に多くの被災者は憤りを感じていられるし、福島原発事故により今なお16万人の人々が避難生活を余儀なくされている。事態はますます深刻化しているといえる。

根雪になるかもしれないほどの雪も降り厳寒の師走ではあるが、地方からもほんとうの改革ビジョンを提案し、行動しなければ、と自分を励ます朝。

私は、次の項目について質問することにしている。

1.2013年度の基本方針(重点施策)から
 雇用問題
●雇用の創出・定住化対策は、喫緊の課題であるが、具体的にどう展開しようとしているのか。
●日本は、労働者の3割が非正規労働者であり、日南町も例外ではない。「正規職員があたりまえ」の労働環境づくりが官民問わず求められていると考えるが、どうか。
●(株)オロチは、内発型・資源循環型の企業として日南町が設立当初から支援しているが、現在の経営難をどう認識し、改善に向けて指導援助しようとしているのかをあきらかに。
2.原発と再生可能エネルギーについて
●町長は、建設中の島根原発3号機について営業運転を容認しているが、その理由を明確に。
●再生可能エネルギー事業を、雇用と地域経済の発展にどのように結び付けようとしているのかあきらかに。
3.安心・安全が実感できる生活環境とは
●「住むなら日南町」を単なる宣伝文句にしないためには、町民の生活実態をリアルにつかむことである。高すぎる介護保険料や国民健康保険税の引き下げこそ急務と考えるが、どうか
4.教育問題について
●深刻化する「いじめ」をとめることは、日本社会の切実な課題であり、「いじめ」はいかなる形をとろうとも人権侵害であり、暴力である。行政および 教育委員会は、「いじめ」のない学校と社会のためにどうとりくんでいるか。
●社会教育委員会議は、生涯学習について協議、意見を求めるとともに事業を推進することになっているが、その活動を明らかに。
●「劇場、音楽堂等の活性化に関する法律」(平成24年6月27日施行)が、超党派の議員立法で制定されたが、法の趣旨を生かすべくあらたな方針や施策を考えているか。
●「日野高校のあり方を考える協議会」は、中学生の進路希望に応えられる内容の議論と方向になっているか。
5.環太平洋経済連携協定(TPP)について
●TPP参加問題は、総選挙の大きな争点のひとつである。あらためて政府の対応についての見解を問う。