ハードルの高さを勝手に変えるな!96条

憲法9条を変えて「国防軍」を早くつくりたいと躍起になっている自民党などが、憲法96条のハードルの高さが高すぎると、屁理屈を言っている。公然とルール違反をしようとしているのだから、こんなことで子どもの教育なんてとても語れないと思う。

憲法96条
この憲法の改正は、各議院の総議員の3分の2以上の賛成で、国会が、これを発議し、国民に提案してその承認を経なければならない。この承認には、特別の国民投票又は国会の定める選挙の際行はれる投票において、その過半数の賛成を必要とする。

地方自治法でも地方議会の「特別多数決議決」というのがいっぱい決めてある。

たとえば、町村長に対する不信任議決は、議員が3分の2以上出席して、その4分の3以上の同意である。
議会の解散は、議員数の4分の3以上出席して、5分の4以上の同意である。

ことさように大事なことは、できるだけ多数の同意が求められるのは、民主主義の大原則だ。
なんでもかんでも過半数でことが決せられると考えているのは、愚の骨頂。

しんぶん赤旗2013.4.16⇒石破自民幹事長の危険な本音