新聞やテレビが「ねじれ」て見える朝

参院選の選挙結果をマスコミそろって「自民大勝 ねじれ解消」と報じている。
一方野党では、「日本共産党大躍進」なんて書くのは、まぁ「しんぶん赤旗」だけかもしれないが…。

ところで、この衆参の議席数が与野党で「ねじれ」ているという表現に、不快感を抱いている人は多い。

わたしの地方では、訳の分からない人のことをよく「ねじれもん」という。
国語辞典にも、次のように書いてある。

[動ラ下一][文]ねぢ・る[ラ下二]
1 細長いものが、くねり曲がる。ねじられた状態になる。「コードが―・れる」
2 気持ちが素直でなくなる。ひねくれる。素直なやり取りができない状態になる。「性根が―・れている」「あの一言を機に上司との関係が―・れてしまう」
3 本来の関係からずれた状態にある。うまく対応せず、ちぐはぐな関係になる。「党本部と県支部と―・れたまま選挙戦に突入」

自公の圧勝をより確実なものにしたいマスコミの周到な表現だ。
昨年の「第三極」といい「ねじれ」といい、国民への心理作戦による投票動向誘導は、これからも続くだろうが、騙されないようにしたい。

わたしたちは、決して「ひねくれ」たりしていないのだから…。