きょう午前、日南町議会全員協議会がひらかれ、2009年度に小学校1校統合をすすめるにあたり、約8億円で校舎の新築をするという提案がありました。
この小学校校舎新築については、すでに10月29日に「小学校統合について学習し、考える会」との懇談に際して執行部から提案されていたものですが、町長が諮問していた「日南町教育あり方会議」の最終答申が発表される前に『新築』の結論を出したことに議員から議会軽視との声が多く出されました。
矢田町長は、「あり方会議」の答申(12月8日答申予定)の前に結論を出したことや、これまでの議会答弁と異なる一連の対応について、正式に謝罪しました。
新築予定地は、日南中学校体育館下の空き地で、現在駐車場などに利用されている場所。
山本教育長からは、この場所が日南中学校に隣接していることをふまえて『日南町小学校統合と小中一貫教育のねらい』と題する試案も提示されました。
上の図面からも分かるように、体育館、プール、グランドなどは、予算の関係などから当面中学校との共有になるようです。
校舎のみの新築にともなう予算の概要は、
平成19年度 設計委託料 24,500千円
平成20年度 工事管理費委託料 12,000千円
校舎建築工事費 780,000千円
合計 816,500千円
新築工事費の財源については、
国庫補助金 200,000千円 (建築費の1/4)
過疎債 180,000千円 (借金)
一般財源 400,000千円 (公共施設等建設基金より充当)
合計 780,000千円
執行部は、12月定例会に設計委託料の24,500千円を補正予算として提案する予定とのこと。議会では、12月定例会(12月12日開会予定)冒頭に、小学校統合に関する調査特別委員会(仮称)を設置することで一致しました。
いずれにしても小学校統合は将来に亘っての重要課題。校舎のあり方を含めて徹底した審議が求められています。