カテゴリー別アーカイブ: 安敏の日誌

ソチオリンピックフィギアスケートノート

日本オリンピック組織委員会会長の森元首相が、浅田真央選手のSPでの演技についてとんでもない発言をしたので、俄然フリー演技は全部応援した。

今日、真央さん海外特派員協会の記者会見で、「発言した森さんきっと後悔してるんじゃないの」と、いつもの笑顔で語ったそうだから安心している。⇒http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140225-00000025-asahi-spo

安倍首相の憲法9条の「解釈改憲」の猿真似で、オリンピック憲章の「解釈改憲」してる森会長は辞任しないとダメだと思う。

オリンピック憲章では、
オリンピック競技大会は、個人種目または団体種目での選手間の競争であり、国家間の競争ではない。
と規定しているから日本のメダルの数などどうでもいいといつもオリンピックを見続けてきた。

わたしのソチオリンピックフィギアスケートノートは、こんな感じである。

フィギアスケートってやっぱり名曲だよな。真央さんラフマニノフのピアノ協奏曲第二番だったし、ボレロやリストや、高橋大輔選手のビートルズナンバー5曲とか羽生選手のロミ・ジュリとか……。文化芸術とスポーツの融合が魅力である。

それと、今年1月29日に亡くなったピート・シーガーさんの「花はどこへ行った」で誰か演技しないかなぁと秘かに期待をしていたが、それはなかった。

かつてドイツのフィギアスケート選手、カタリナ・ビットさんが、1994年のリレハンメルオリンピックで「花はどこへ行った」に合わせてフリー演技を行ったようにと。


ということで、シンドラーのリストに乗ってキャンドルスピンを演じた15歳の少女、ロシアのリプニツカヤ選手がいつまでも脳裏に焼き付いている。

あと、閉会式で流れたチャイコフスキーの「ピアノ協奏曲第一番」と。

「個人的には」という主語の逃げ道

「私は」、「俺は」、「あたいは」、「うちは」、「僕は」、「うらどんは」、「我輩は」、「おれ的には」、「わたし的には」…なになにである、と主語はいっぱいあって話したり書いたりするのだけれど、もうひとつひんぱんに使われることが多いのが「個人的には」という主語だ。

自分が所属している組織や集団の方針や決定とは見解が違うんだということを表明するためによく使われる。

私は、随分昔からこの「個人的には」という主語を使うこと事態に疑問を抱いていたから、「私は」しか使わない。
「個人的には」という主語を使うことによって、「個人として尊重される」憲法第13条を大事にしているんだと、個として自立しているんだ、何ものにも束縛されない個人の自由意思を尊重しているんだ、という気持ちは分かる。

しかし、ここに重大な落とし穴があるように思うからだ。

というのも、NHKが先日の「NHKスペシャル」で、「名護市・沖縄の民意」を「永田町の民意」と敵対して見せたりしていたので、ヘンだと思っていたら、今度は新しくNHK会長に就任した籾井会長が橋下徹氏と同じような「慰安婦発言」をして、⇒http://www.jcp.or.jp/akahata/aik13/2014-01-26/2014012601_02_1.html

その発言に対して菅官房長官が昨日の記者会見で「個人的な発言」と擁護したし、会長自身も「個人と会長」の立場を使い分けているからだ。

NHK会長の籾井勝人氏は、会長という役職に就いている「個人」なのだ。
つまり、「個人=NHK会長」なのだ。

だから、NHK会長としての発言が不適切だったと反省するのなら、籾井勝人という「個人」は、公共放送のトップとして失格であり、即刻辞任すべきだと考える。

今回の会長発言で、真っ先に悲痛な思いになったのは現場で働いているまじめなNHKの職員だったのでは、と思っていたら、恥ずべき発言がNHK会長から発せられる前の1月14日、「放送を語る会」は、次のような申し入れをしている。
放送の自主・自立の危機に際してNHKで働くみなさんに訴えます。http://www.geocities.jp/hoso_katarukai/140114monnzennbira.html

参考までに、掲載した。

対話のドア

靖国神社参拝が原因で首脳会談が開けないことについて、安倍首相が今日の施政方針演説で「私の対話のドアは常にオープンだ」と述べ、中国との対話を呼びかけたらしいけれど、

これについて久しぶりに狂歌を詠む

靖国(英霊)に
向けて開いた
「対話」ドア
オートロックの
アベノ(アジア)外交

民主主義の「フィクション」化

昨年から新年にかけて最も関心を寄せていたのが、沖縄県の名護市長選挙だ。

普天間基地の名護市辺野古への移設の是非を一大争点にたたかわれた。

結果は、「新基地ノー」の稲嶺進さんの圧勝だった。

選挙結果を受けてのNHKの報道に暗澹となった。

安倍首相や官房長官や防衛相、石破自民党幹事長などが、「民意」に脅えながらも冷静さを装いながら「淡々」としゃべっていたことにである。

「選挙の結果に左右されることなく淡々と辺野古移設をすすめる」というのだ。

1996年のSACO合意以来の米軍基地問題が決着しないのは、「日米安保神話呪縛」があるからだ。

在日米軍基地再編を国内問題にしてアメリカと正面から向き合わないことに最大の原因があるし、自民党やその補完勢力である維新・みんななどの憲法改正や集団的自衛権の行使と密接にからんでいる。

人気絶頂だった時の選挙で選ばれた橋下徹大阪市長・維新共同代表が、なんのためらいもなく「民主主義なんて所詮フィクションですよ」と淡々としゃべっているのを見ながら、

首長であれ議員であれ、民主主義の第一歩である選挙を「フィクション」化し、独裁強権政治を「リアル」化するマスメディアの危険な流れを読み解く力が必要だ。

名護市長選挙の結果についての琉球新報の社説(2014.1.20)の読後感を書いてみた。


米軍低空飛行に、さっそく対応の鳥取県

これは、今日の日本海新聞。

きのうのブログにアップした⇒http://946y.sakura.ne.jp/?p=9132米軍機の低空飛行訓練の抗議・中止の要請に対して、鳥取県は国に改善を求めて要請をしています。

「ドー、ゴー」と重低音で接近する爆音は、平穏な暮らしの邪魔をするし、外で働いている人たちを恐怖に陥れる。

今や中国山地の稜線は決して「美しい国」でもなんでもない。

防衛省や外務省は、「ブラウンルート?、それは秘密です」と回答するのだろうか。

今年も「安倍戦争準備内閣」に切歯扼腕しながら、低空飛行訓練監視の日々がつづくのだ。

低空飛行訓練監視隊のフェイスブックはこちら⇒https://www.facebook.com/usteikuubrown

貸し金庫には、「足が付い」ていた

都議会であれこれ弁明していた猪瀬都知事も辞職することになった。
2020オリンピック開催都市、東京の都知事の「金」事件は、日本の政治腐敗を世界に発信することになった。不名誉極まりないが、まだまだ氷山の一角に過ぎないと多くの国民が感じている。

「みんなやってるのに、なんでバレた?」というのが私の町でもささやかれていたからだ。

その証拠に、政治資金規正法で公開されているだけでも徳洲会マネーは現閣僚らにバラまかれている。

鳥取県選出の石破茂自民党幹事長や赤沢亮正衆院議員もパーティー券を買ってもらっている。

それにしても、今日のしんぶん「赤旗」によると、自民党に復興予算が流れているではないか。

もう、こんな政治は断ち切らないと日本は前へ進めないと激怒している。

伯備線の列車は暴走していないのに、そんなにむつかしい顔して歌わなくてもいいだろう

日南町では、自主制作のチャンネルがある。
この一週間、「まちの話題」というコーナーで流れていたので、テレビ画面をそのまま録画してアップしてみた。
あくまでも、こんなこともやってるという記録である。
それにしても、歌の中身と顔の表情がズレ過ぎていると自分でも思う。
「伯備線」の列車は、暴走していないのに。

もし今度戦争したら、もうどこにも疎開するところなんてない

きのうは、日南町美術館でミニライブコンサートをやった。
楽器って毎日少しの時間でいいから弾いていないと指が動かないし、
歌もそれなりに口づさんでいないとうまく歌えない。
でも、「久代安敏とひのリバーサイド」は、一日復活ライブに挑戦した。
実に24年ぶりにである。


(撮影 日南町企画課 池原宏治氏)

写真の子どもたちは、2001年初演の「そばの花?ある学童疎開の子どもたち」の挿入歌を一緒に歌った。

歌詞は、こんな感じだ。

ガタゴトギシギシ ダッシュッシュー
ガタゴトギシギシ ダッシュッシュー
いつまでつづくこの戦争
どこまでつづくこの線路
帰るあてない学童疎開
片道切符の汽車に乗る

お客様にご案内申し上げます。この列車は昭和二十年六月二十三日、東海道本線京都発岡山行き下り普通列車三二三号です。終点岡山には十一時二十分到着の予定です。次は灘、次は灘。

ガタゴトギシギシ ダッシュッシュー
ガタゴトギシギシ ダッシュッシュー
手紙書きますお母さま
あとをよろしくお兄さま
涙かくして手をふる駅の
プラットホームは雨の中

ガタゴトギシギシ ダッシュッシュー
ガタゴトギシギシ ダッシュッシュー
長いトンネル闇の中
防空壕にいるみたい
いつになったら抜け出るか
走りつづけてどこへ行く

ガタゴトギシギシ ダッシュッシュー
ガタゴトギシギシ ダッシュッシュー
焼けてしまった荷物の隅で
笑って死んでたお人形
ゴムマリお手玉いっしょに行こう
はなればなれはいやだから

ガタゴトギシギシ ダッシュッシュー
ガタゴトギシギシ ダッシュッシュー
峠の長いトンネルを
ぬけて谷間の駅につく
初めて降り立つプラットホーム
ふるえる肩とすくむ足

ガタゴトギシギシ ダッシュッシュー
ガタゴトギシギシ ダッシュッシュー
待合室は人の波
駅前広場は日章旗の波
御国のために今日からみんな
なかよくしよう たたかおう

ガタゴトギシギシ ダッシュッシュー
ガタゴトギシギシ ダッシュッシュー
女はみんなタスキがけ
男はみんな生命がけ
子どもはみんな声かけ合って
ガケに立ってる日本を守る

作詞 久代安敏
作曲 鳥取令子

当時の小学校は、国民学校。
日南町には、神戸市の御影第一第二国民学校から50名の子どもたちが学童疎開をした。
学童集団疎開50万人、縁故疎開50万人といわれている。

さて、もし今戦争がおきたら、日本中もうどこにも疎開するところなんてないのだ、ということを感じてもらえれば、と書いた台本の挿入歌である。

もう師走だから各駅停車のガタゴトミニライブ

日南町美術館では、11月8日から「伯備線生山駅90年の軌跡展」というのをやっている。

そこで、今日ミニライブコンサートをやることになっている。

その昔1981年に書いたオリジナル「伯備線」を歌うのだ。
私は神戸市での少しばかりのアルバイト期間の他に家を離れて暮らしたことはないけれど、「一度は、ふるさとを離れて都会で暮らしていたけれど、田舎に帰ってがんばろうかなぁ」という想像で書いた記憶がよみがえる。詩だけを載せてみる。

「食のバザール」もあるし、暇な方も忙しい方もこぞってお出かけください。

伯 備 線     

各駅停車の伯備線
トンネル抜けて いくつも抜けて
中国山地のふところに
今も変わらぬ駅がある

お客様に、ご案内申しあげます。次は、生山、生山でこざいます。お降りの際には、お忘れ物のないよう御注意下さい。次は、生山、生山でこざいます。

誰が名付けた生山と
山に生まれて 生きるのに
そこがおいらの降り立つ駅よ
そこがおいらを迎える駅よ

ふるさと帰りの伯備線
シグナル青く 汽笛も冴えて
山陰地方のてんこつに
今も変わらぬ駅がある

生山、生山でこざいます。お降りの際には、お忘れ物のないよう御注意下さい。なお、反対列車待ち合わせのため、当駅で約7分間停車致します。生山、生山でこざいます。

プラットホームに降り立つと
土の香りが芳ばしい
そこがおいらの生まれた町よ
そこがおいらを育てた町よ

残雪のぞくよ伯備線
デゴイチ消えて 煙りも消えて
『伯耆おろし』の吹き溜まり
今も変わらぬ駅がある

あぁちょっとちょっとお客さん、忘れ物ですよ忘れ物。里の披女のお土産じゃないですか? いいですよね、若いってことは…。わしらの若い頃には、そげないい土産物を買って帰ってやるやぁな時代じゃなかった…。

待合室に出迎える
顔の隙間に顔がある
それがおいらと生きてく顔よ
それがおいらの愛する顔よ

伯備線名物の、残雪チョコレートに椎たけ茶、香たけ弁当はいかがですか?いかがですかおじさん?
1981年作

庶民増税止めてくれ!

今日の新聞。
消費税増税とセットで自動車取得税を廃止する税の穴埋めに、
軽自動車税の増税をすすめるみたい。

ちなみに日南町の軽自動車税の収入は、2012年度で約1700万円。
自動車取得税交付金収入は、1400万円。

取得税は一回ぽっきりだけど、軽自動車税は毎年のこと。

維持費が安い軽自動車に乗っている庶民の気持ち安倍内閣は分かっていない。