そんなに9条変えたいか!静かにピアノの音を聴こう

日本共産党鳥取県委員会のホームページがリニューアルされるのを機に、400字以内で「わが町じまん」を書いてといわれたので、いろいろ自慢したいことはあるけれど、とりあえず「憲法変えたいヤツ等」がいろいろ騒いでいるので、フッペルピアノのことを書いてみた

(http://www.jcp-tori.com/郷土鳥取/わが町自慢/)

映画『月光の夏』を観られた人なら、あるいは知覧の特攻記念館を訪れたことがある人なら、今生の別れに音楽学校の特攻隊員二人が弾いたベートーヴェンの「月光」は、フッペル社製のグランドピアノであったことを記憶されているかもしれないですよね。

その、ちょっと小ぶりで古びたピアノが、日南町総合文化センターのホワイエにもあるのですよ。

日本に現存するのは3台といわれているドイツ生まれのこのピアノが、旧日野上村の尋常高等小学校にやってきたのは、今から84 年前の1929年(昭和4年)のことでした。

 暗く悲惨な戦争の犠牲となった卒業生や先生や村民を見てきたフッペルピアノが、「私はピアノだけれど、どんな楽器も弾く人がいてこそ生かされます。戦争や原発の惨禍だけは繰り返さないようにしてください」と、鳥栖や知覧のピアノと同じように静かに私たちに語りつづけているのです。