3年目の朝に

あの東日本大震災から3年目の朝となる。
私の家の台所から見える石見東太陽光発電所の温度計は、-9.6℃と冷え込む朝。
一昨年施行された「再生可能エネルギー固定価格買取法」に則り小規模ではあるが元気に稼働している。
売電単価は42円/1kwwであるから、42円×292,181=12,271,602円ということで、
単年度収入1,100万円の計画を予定通り達成している。

地震により全電源喪失し、大惨事となった原発事故。
今も放射性物質は放出されている。

ゆうべ、安倍首相の記者会見をテレビで見ていて感じたのは、「福島の復興なくして日本の再生はない」という言葉そのものが「ポエム化」しているということだ。
福島第一原発のメルトダウンの真相は未だ誰も見えていないのに、「安全な原発は再稼働する」という虚構である。

現実を覆い隠す「ポエム」は要らない。
いま必要なのは、現実に迫ろうとする「ポエム」である。
ピンボケを匡すことにおいてのみ「ポエム」は生きてくるのである。

ということで、3月8日に米子で開かれた「原発要らない、なくせ原発集会」の新聞記事(日本海新聞・2014.3.9付)
を載せる朝。