清張さーん、あなたの文学碑が少しだけ動きます。

日南町に、文豪松本清張の文学碑が建立(1984年4月)されてからちょうど30年となる今年、
国道の拡張工事が完成したことから、清張公園の改修工事が2014年度予算に計上されている。

そのことから、あれこれ清張さんのことについて小説やエッセイなどを読み直しているのだが、あまりに膨大すぎるのでとりあえず、1966年(昭和41年7月)に日南町中央公民館の落成記念講演会で来町された際に書かれた「日南の山ふところは記紀の國」のことにまつわる作品から始めることにした。

というのも、おととし2012年は古典籍『古事記』編纂1300年で大フィーバーだったし、やがて『日本書紀』が6年後に、これまた編纂1300年の大騒ぎとなるであろうから、記と紀の間に清張さんの書かれた「日南の山ふところは記紀の國」について歴史を振り返ってみようというものである。

ただし私の読書ノートは、あたらしいお芝居の戯曲として著したいのであるが、閑話休題。
清張さーん、「幼き日 夜ごと父の手枕で聞きし その郷里 矢戸 いまわが目の前に在り」の石碑が少しだけ動きます。