文学碑ネットワーク

昨年2013年10月1日に刊行された、足羽隆氏(日南町霞)の『松本清張と日南町』(非売品)について、
「池田亀鑑賞」の選考委員長の伊藤鉄也先生が詳しくブログに書いていられる。ちら⇒http://genjiito.blog.eonet.jp/default/2014/07/post-92b6.html

タイトルのとおり、松本清張と日南町の関係について知るには格好の著作である。
わたしも昨年、この著作の出版を祝う会に参加させていただいた。

清張の『田舎医師』のモデルは、清張と二従兄弟の医師・田中正慶氏であり、氏が1929年(昭和四年)に母校にグランドピアノ(フッペル社)を寄贈していたことから、わたしも、戦争をテーマに『音の階に生かされて、八月』あるいは『八月の青空』などという作品を書いて芝居を演じたりもしている。

池田亀鑑や井上靖や松本清張の文学碑を守るということは、それぞれの文学を研究し深めながら共鳴やら検証を繰り返すことにおいて生かされるのだと、もっと文学を語るんだと、この地に生きて思う日々なのだ。