「アベノミクス」ってやっぱり毒矢。生産者米価大暴落


刈取り前のこの時期、毎年コメの生産者米価の概算金(生産者への仮払い金)が決定される。

しんぶん赤旗(2014.8.26)
きのうのしんぶん赤旗に、今年の米価の大暴落の実態が載っていたので、私の町の生産者米価を調べに農協に出かけたところ、上の表のように60キログラム換算で昨年より2,800円も下落しているのだ。
日南町では、生産見込み数量が124,000袋(30キログラム・自家消費含む)だから、単純に計算しても1億7,400万円の減収となる。それに、今年からコメの経営安定対策も10アール15,000円から半額の7,500円だ。
中山間地農業の基幹作物であるコメの価格が暴落すれば、他の畑作生産にも影響が出てくる。
今年は、日南町の特産品野菜のトマトも低価格で推移しており、国の価格保障制度に日南町独自の上乗せが検討されており、所得安定のために必要な措置だと考えているが、コメを含めた農産物全体の所得安定のために、国・県・町あげての対策が求められる。

「アベノミクス」で骨太方針・新成長戦略なるもので地方が再生あるいは「創生」できるとは微塵も感じられないのである。